こんにちは。からだビレッジの諏訪です。
先日キャンプへ行ったのですが、一緒に行った幼児がマダニに刺されているのを発見しました。
過去に自分自身がマダニに刺されて対処したこともあり、また大事な友人のお子さんということもあり、安全第一のもと医療機関へ受診させました。
そのときに調べたことや聞いたことをもとに、「マダニに刺されたときに考えること」をまとめたいと思います。
1.マダニを強引に引っ張って引き抜かない
マダニは頭を皮膚内に入れて吸血します。私も経験がありますが、ダニが体に付着して取ろうとしてもなかなか取れないと不安になり強引に引っ張りたくなります。
ですが強引に引っ張ると頭だけが皮膚内に残り、ツツガムシ病やライム病といった感染症の原因となりますので、マダニの体が壊れるほど引っ張ることは避けましょう。
経験のある方にお聞きした話ですが、アルコールを吹き付けたり、殺虫剤をかける(無呼吸状態で)とダニが弱るため引き抜きやすいようです。いずれにしても優しく引き抜くことがいいことは間違いないようです。またピンセットを使うと優しく引き抜きやすいようです。
2.救急病院では即「切開」
交流している医師にお聞きしたのですが、休日や夜間に対応した当番病院などの救急医療にダニに刺された方の受診はかなり多いそうです。
病院によっても異なるとは思いますが、研修医が多くいる病院ですと「切開」することを第一選択とすることが多いようです。
切開にためらいがある方は別の策を選択したほうがいいですね。
3.皮膚科では「レーザー焼却」
私たちが今回受診した皮膚科では「レーザー照射によるダニ焼却」をしてくれました。
幼児でも「チクッ」と感じる程度の痛みだったようですし、親御さんもこちらの皮膚科で受診して良かったと言っておりました。
キャンプや山菜取りがさかんなこの時期、もしもダニに刺されてしまった場合はご参考にしていただけると幸いです。
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